シノアメリカン シリコン プロダクツ ( 中美矽晶、 SAS) が分業特化及び経営効果向上のため 2 大事業体の分割を発表

シノアメリカン ・シリコン・ プロダクツ ( 中美矽晶 ) ( コード番号: 5483 、略称「 SAS 」 ) は保有する 3 大事業部 ( 半導体、ソーラー、サファイア ) のそれぞれの成長エネルギーをさらに強化し経営業績を顕著にするため、専門分野に特化する意思決定を行いました。 2011年4月14日に開催の董事会(取締役会に相当)において組織調整と分割が採決されました。

中美矽晶は半導体事業の関連営業部門を当社が新たに設立した 100 %株式を所有する グローバルウェハズ ( 環球晶圓 ) に、サファイア事業の関連営業部門を当社が新たに設立した100%株式を所有するサファイア・テクノロジー ( 藍宝科技 ) にそれぞれ分割移管します。分割並びに新たに設立する グローバルウェハズ とサファイア・テクノロジーの議案は、当社が 6月17日に招集する株主総会にて討議されます。

当社が分割して設立する予定のサファイア・テクノロジーの資本金は 4 億台湾ドル( NT ドル) で、分割譲渡する資産から負債を差し引いて分割譲渡する企業価値としては約 16 億台湾ドル( NT ドル)になり、当社は企業価値に応じて 1 株当り 40 台湾ドルでサファイア・テクノロジーの普通株式 40,000 千株を取得します。また、当社が分割して設立する予定の グローバルウェハズ の資本金は 18 億台湾ドル( NT ドル) 、分割譲渡する資産から負債を 減額し 差し引いて分割譲渡する企業価値としては 69 億台湾ドル( NT ドル)になり、当社は企業価値に応じて 1 株当り 38.5 台湾ドルで環球晶圓の普通株式 180,000 千株を取得します。現在予定している分割基準日は 2011 年 10 月 1 日で、 分割完了後にサファイア・テクノロジー及び グ ローバルウェハズは当社100 %出資の子会社となります。

長期に渡り、中美矽晶の各事業部の業績はそれぞれ同業他社を大きくリードしてきました。半導体事業部は 10 数年来、毎年世界の半導体産業の成長幅を上回り、昨年は60 %という高成長率を達成しました。その中でも、米国エピハウス (Globitech) は全米最大の専業エピタキシー製造メーカーになり、2011年には米国、台湾、中国の半導体生産地でも同時に大規模な生産キャパシティ拡充を進めていきます。サファイア事業については、 2007 年に立ち上げられ、毎年 300 %以上の極めて高い成長率を維持しています。そして、今年の年初、一挙に世界最大のサファイア結晶育成に成功し、近日中にサファイア専用工場の建設を始める予定です。ソーラー事業部は全体売上げの70 %以上を占め、7年間で生産キャパシティ倍増させ、高成長経営業績を維持しているほか、2008 年には投資したイタリアの SilFab がヨーロッパで 25MW を超える発電所を建設しました。また、 Solartech Energy 社と HTC 社の Cher Wang 会長とともに 合弁会社 Sino Solar Corp 社(中陽光伏)を設立、さらに Powertec Energy 社(宝徳能源)への資金参加を行い、多結晶シリコンの供給源を確保しました。これらの布陣は全て中美矽晶 のソーラー事業が将来的にさらなる安定した発展を遂げ、その成長をスピードアップさせるためです。

中美矽晶 は今回の分割を経て、ソーラー、半導体、サファイアの3 大事業部がそれぞれの資源を有効に運用し、さらなる競争力を身につけ、産業の中における知名度を高めるでしょう。また、分割後の全体的な経営業績は分割前より伸ばし、持続的に株主の皆様にさらなる利益をもたらすでしょう。